
六本木ヒルズに登場した等身大ドラえもん。噴水の背景にも広告ビジュアルが掲出された。
佐々木宏氏が映画の“宣伝部長”に?
夏休みの六本木ヒルズは、ちょっとした記念撮影スポットと化していた。森タワーの前のエントランス広場には、66体もの等身大ドラえもんがずらり。訪れた家族連れや友人同士ではしゃぎながら写真を撮る風景が見られた。
これは8月8日に公開された映画『STAND BY MEドラえもん』のプロモーションの一環である。同映画は、藤子・F・不二雄生誕80周年記念として作られた、ドラえもん初の3DCG映画で、ドラえもんとのび太の出会いから別れまでを描いた、大人の鑑賞にも耐えられるドラえもん映画となっている。
この映画の広告プロモーションを一手に担ったのが、シンガタのクリエイティブディレクター 佐々木宏氏だ。佐々木宏氏と言えば、トヨタ自動車のReBORNキャンペーンでドラえもんを起用したり、さかのぼれば1993年のコピー年鑑でもドラえもんを登場させたりと、ドラえもんとの縁は深い。「実は昔から愛読書を聞かれると『ドラえもん』と必ず答えるほどの大ファン。トヨタの仕事で藤子プロとご縁ができて、今回映画のプロモーションを担当しないかと声をかけていただきました。これまでも自分の手掛けた仕事の中に登場させたことはあったけれど、まさかドラえもんの広告を作れる日が来るとは」と感慨深そうに話す。
「未完成試写会」から話題を広げる

試写会に参加した著名人らの感想を掲載した新聞30段広告。
ドラえもんの映画は、毎年春にアニメで公開されているが ...