出身地の福岡で活躍の後に上京し、幅広いクライアントを対象に活躍する、コピーライターの門田陽氏(電通)は、最近の表現をどう考えているのか。また自身は、どのようにして言葉を開発しているのか。
「企業スローガンに関する調査結果などを見て思うのは、耳で聞いて覚えているものが多いということです。CMのサウンドロゴに乗って伝わる言葉は強くて、やはり記憶に残ります」。構成要素を考えると、
(1)メロディー
(2)ひっかかる言葉
(3)口の端に上がるもの、
となる。
「あなたと、コンビに、ファミリーマート」(ファミリーマート)、「いってみヨーカドー!」(イトーヨーカ堂)、「カラダにピース CALPIS」(カルピス)などは、フレーズに社名が入っている上に勢いがある。日常の中で親しまれ、使われて広がっていくようだ。
「企業は、分かりやすさを求めると同時に ...
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