「総合制作事業会社」を掲げる博報堂プロダクツは、CM制作や店頭プロモーション、印刷など広範な12領域の事業本部を抱える。専門性を重視し、各事業本部に投資や人材育成などの裁量を与えていることも特徴だ。4月1日付で社長に就いた江花昭彦氏に今後の舵取りについて聞いた。

博報堂プロダクツ 代表取締役社長 江花昭彦(えばな・あきひこ)
武蔵大学卒業後、1983年博報堂入社。第九営業局長代理などを経て、2009年に博報堂プロダクツへ。常務、専務を経て、2014年4月から現職。2013年4月から博報堂執行役員を兼任している。福島県出身。
─博報堂プロダクツの強みは。
12の事業本部からなる専門性と実施力、これに尽きます。中でも、営業機能のプロモーションプロデュース事業本部を除く11の制作系事業本部は我々のものづくりを担う「コア事業」と位置づけています。企画立案だけでなく実施までをしっかりやる、すなわち「こしらえる」ことが強みであり、存在意義と言ってもいいでしょう。
当社は博報堂グループが担うプロモーションや広告制作などのニーズに…
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