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情報化時代の新・セグメンテーション ヒットのキーマンは聞き耳層!

聞き耳層の情報意識とコミュニケーションのポイント

上野昭彦(読売広告社 R&D局)

情報摂取量が飛躍的に高まった現在の環境下で、感度が高く、情報を社会に循環させる担い手として「聞き耳層」の動向が注目されている。この連載では、実際の調査データを交えながら、聞き耳層を使ったブランド診断や共創型の商品開発、情報循環への取り組みを紹介していく。

図1

「聞き耳」と「はや耳」を比較すると、「聞き耳」は旺盛な情報摂取意欲を持ち、発信や対人コミュニケーションにも積極的。また、テレビなど従来のマスメディアからの情報摂取も重視しているのが特徴。

社会に情報を循環させる「聞き耳」の特徴

「聞き耳死神®」研究では、情報感度の高い順に「はや耳」「聞き耳」「むれ耳」「そら耳」「とお耳」の5つに生活者を分類、2番目に感度の高い聞き耳層が、社会に情報を循環させるキーマンだと規定している。今回は、彼らのコミュニケーションの特徴や写真調査から、「聞き耳層」とはどのような人たちか読み解いていく。

まず年代で見ると、情報感度が一番高い「はや耳」が特に若年層への偏りを見せるのに対し、「聞き耳」は各年代に分布している。聞き耳層は女性に多く、旺盛な情報摂取意欲と対人コミュニケーションの巧みさなどが特徴のセグメントとなっている。

具体的な項目で見ると ...

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