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クライアントが知っておくべきビジュアルの基礎

アートディレクター小杉幸一氏に聞いた「色は言葉で考えよう!」

小杉幸一(博報堂)

ビジュアルの持つ要素の中でも、瞬間的に受け手の印象を決めてしまう「色」。活用できれば結果を出す近道になるが、感覚的で難しいとも思われがち。博報堂のアートディレクター 小杉幸一氏は、「色=言葉と考えれば、色がもっと身近なものになる」と話す。

言葉から色を考える
表現したい印象を言葉で表し、それを色に置き換えてみた例。それぞれの言葉が色の何を示しているかが分かると、改善すべき点が一気に分かりやすくなる。

基本さえ知れば
色は自分の武器になる

「一般的な色の仕組みや意味を知れば、色を自在に武器として使うことができます。感覚的だから関係ないと思わずに、あらゆる色には使う理由がある、ということから知ってもらえたら」。サッカーの試合に出るのに「ヘディング」や「シュート」という言葉を知らずにプレーができないように、色に関する基本的な知識を知ることは制作物をディレクションする上で大事だと博報堂のアートディレクター 小杉幸一氏は話す。

色の最も基本的な知識は「色相」「明度」「彩度」の3つ。「色相」とは、赤・黄・緑・青・紫といった色味のこと。正反対の色(補色)を組み合わせて色を引き立て合ったり、色の持つイメージから、様々な意味をビジュアルに…

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