広告マーケティングの専門メディア

           

アドテクノロジー

日本航空のアドテク活用「課題はターゲティングから次のフェーズへ」

日本航空

これまでテクノロジーリードで語られてきた「アドテクノロジー」だが、近年では企業側の理解も進み、実際の取り組みも増えている。早くからDSPを導入し、先進的にアドテクノロジーを活用してきた日本航空に、これまでの取り組みと今後の課題について聞いた。

img01

クリック率ではなくターゲティングの正確性に注目

日本において、「アドテクノロジー」という言葉が注目され、DSPをはじめとするサービスが相次いで登場したのが2010年から2011年にかけて。当時、ディスプレイ広告の普及に伴って在庫数が拡大する一方、ROIについては改善の余地があるとされていた。

日本航空 Web販売部の関口和生氏は、当時のディスプレイ広告を「街角にある自動販売機」に例える。「自動販売機は人が通っても通らなくても、ずっと置いてある。当時のディスプレイ広告も同じようなもので、サイトを訪れる人がいようがいまいが、ずっと出されていました。これでは、効率面やコスト面からも無駄が多く、もったいないと感じていました」。ディスプレイ広告が台頭したばかりの頃は、その新しさからクリックされやすく、クリック率は20~30%ほどあった。しかし、普及するにつれ、その数値は10%になり、一ケタになり、そして現在は1%以下にまで落ちてしまっている。

こうした課題を解決すべく…

あと77%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

アドテクノロジー の記事一覧

データ時代に見る「ネット広告と個人情報」
アドテク活用最前線 広告配信は「枠」から「人」と「機」を捉える時代へ
世界大手のテクノロジー企業から見た日本のアドテク市場
一風堂のアドテク活用「空腹時間帯狙った広告配信」
オリックス生命保険のアドテク活用「DMP導入でCMとデジタル広告を最適化」
日本航空のアドテク活用「課題はターゲティングから次のフェーズへ」(この記事です)
アドテク活用により実現する「オーディエンスファースト」

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する