ディスプレイ広告に新たなエコノミクスを
ユーザーの目に触れていながらも、「見られること」の価値については、考慮がなされずに取引が行われてきたディスプレイ広告市場。そんな市場に違和感を覚えた梅田茂利氏は2010年頃から、「表示時間」を可視化することで、より健全なネット広告のエコノミクスがつくれるのではないか、と構想を抱くようになる。
24歳から、IT起業家として複数のビジネスを起こしてきた梅田氏は、「表示時間保証型広告」というコンセプトを思いつく。その後、このコンセプトを具体化した技術を開発。2011年5月に日本法人を設立、さらに12月には米国シリコンバレーにも会社を設立するに至った。
「起業当時は、米国でも ...
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