即席みそ汁の市場を開拓 定番の味を守り続けた永谷園「あさげ」の50年
高度経済成長期を経た1970年代、女性の社会進出に伴い、主婦の家事負担が増えつつある中で既に登場していた即席みそ汁。手ごろで便利なものとして一部利用されていたが、手づくりのみそ汁とは程遠いもの。そこで永谷園は“家庭のみそ汁と遜色ない上質な味わい”の実現をとことん追求した。
ロングセラーブランドのコミュニケーション戦略
2014年で発売25年を迎える「シンビーノ ジャワティストレート」。新しいカテゴリを開拓した発売当時から、「Play Table Party」を仕掛ける現在に至るまで、食事を楽しむ飲み物として親しまれている。
1989年5月24日に発売され、今年25周年を迎える大塚食品の「シンビーノ ジャワティストレート」は、食事を楽しむために開発された無糖・無香料のストレートティだ。「シンビーノ(sinvino)」とは、スペイン語の「Sin(without)」と「Vino(Wine)」の造語で“ノンアルコール”を意味する。
同社のシンビーノ飲料第1号は、1983年発売のリンゴ味の炭酸飲料「シンビーノアップル」。車を運転しなければいけない人でも、テーブルワインのように楽しめる飲料として開発された。現在は、ビール風飲料を筆頭に様々な種類のノンアルコールのスパークリング飲料が発売されているが、当時は珍しかった。
ジャワティが開発されるきっかけとなったのは ...