販促ツールやWEBなどの制作を依頼する際、何を基準に広告制作会社を選定したらいいのか?広告主は図りかねている。広告会社とは違い、広告制作会社は全国に数多くあり、扱うジャンルも規模もそれぞれ異なる。このコーナーでは企業の担当者が何を重視して選定しているのかを聞き、そのポイントを紹介する。


マンガ風POP シート(上)とリーフレット(下)
化粧品メーカーのマンダムは「ビフェスタ うる落ち水クレンジング ローションシリーズ」の店頭ツールとして、マンガ風POPシートとリーフレット(小冊子:6P 両面 60×90mm)を作成した。マンガのイラストと手描き風フォントにより、生活者に親しみを感じてもらい、自分ゴト化してもらうことがねらい。実際に設置してみると、営業部からの評価も高く、店頭における視認性が高まったという声が上がった。一目でわかりやすく親しみやすいツールは、制作者の熱意とセンスが光る。
「初めての制作会社に依頼する時、お願いしてみよう!と思うきっかけは、結局何度も足繁く通って来られて当社の課題点などを上手く聞き出し、それに対する提案をまとめて何度もアプローチされたときに感じます。心を動かすのは、やはり熱意ある提案であり、そこに従来の取引先にはないセンスが加わると、こちらもチャレンジしてみたいという気持ちになります」と第二マーケティング部一課の櫃本久美子氏は話す。熱意があってもセンスが合わない、センスはよくても熱意がない、という場合は上手くいかなことが多い。熱意とセンスのどちらが欠けても難しいという。その両方を持ち合わせているのであれば、「健全な競争環境の中で、出会える対等なパートナーとして長く付き合っていきたい」と語った。
- 課題点を的確にアプローチ
- 熱意ある提案
- 従来の取引先にはないセンス
制作会社に求めること
「チャレンジしてみたい」という気持ちを掻き立てる情熱ある提案を求める。