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私が選ぶ注目企業アプリ

差別化された乗車体験「Uber」アプリ

Uber

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到着地までの料金は、配車前に概算が示される。支払いは事前に登録したクレジットカードで。

「Uber(ウーバー)」
Uber Japan

アプリでハイヤーを呼べるサービス。指定地点近くのハイヤーから、ユーザーの評価を見つつ配車を依頼。乗車場所への到着まではリアルタイムに変わる車の位置や到着時間、ナンバーを確かめられる。

リリース日
3月3日(日本本格展開)

対応デバイス
互換性:iOS 6.0 以降、Android OS 2.1以上。

ハイヤーに乗ったことはありますか?黒塗りの高級車が迎えに来る、あのハイヤーです。乗ったことのある人はきっと少ないと思います。でも、タクシーより手軽で、料金もほぼ変わらないなら使ってみたいですよね?今回紹介するのはそんなアプリ「Uber」です。

スマホを数回タッチするだけでハイヤーを呼べ、料金も823円~と、タクシーと値段も変わりません。

加えて、一度乗車するとタクシーとの違いをこれでもかと実感します。例えば、ドアを開けてのお出迎え。いい気持ちになりますし、乗車すると広さと高級感に驚きます。

強調したいのが“タクシー特有のあのニオイがしない”こと。「足クサい、屁クサい、正露丸クサい」みたいなあのニオイです。こうした驚きの積み重ねでプレミアムな乗車体験ができます。一回使うと、便利さや心地よさでタクシーに戻れなくなります。

ただ、まだ数が少なくサービスエリアが狭い...。アプリは気軽ですが、「ヘイ、タクシー」みたいに気軽に乗車できないのが難点です。

また、Uberはアプリや乗車体験が素敵なだけでなく、プロモーションがゲリラ的でうまいです。参加者に高所得者や、ベンチャーなどUberが狙いたい層が多い「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」という米国最大級のイベントで、無料送迎を実施。実際に体験してもらうことで、認知とリピーター、口コミを獲得しました。

日本でもIT系やベンチャーが多い六本木周辺からサービスを始め、口コミをうまく活用しています。差別化した乗車体験と、一点集中型で火を起こす手法。どちらも練りこまれており見習う点が多いアプリです。

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ゲリラPR活動家 砂流恵介氏(すながれ・けいすけ)

1983年、広島県生まれ。秋葉原でPCショップ販売員の経験を得て、日本エイサーへ入社。宣伝・広報を担当する。2013年12月退社。手段を選ばないゲリラ的なPRを得意とする。
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