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企業コミュニケーションの理想像

「資生堂らしさ」はどこへ行く?

資生堂 コミュニケーション統括部 メディア戦略室長 羽生浩一

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クリエイティブ発想の媒体計画

この20年、資生堂でメディアバイイングや宣伝制作の進行に携わってきましたが、常に宣伝部という組織のあり方や役割は変わり続けてきたように思います。あくまでこれは一例ですが、制作とメディア戦略の双方を内包していた当社の宣伝部門も、今では「宣伝制作部」「コミュニケーション統括部」と分かれています。

ただ、組織の変化というのはひとつの現象に過ぎず、達成すべき目標に対して、適したメンバーが組織の壁を超えてべストな仕事をすることが重要だと考えています。すべての課題を難なく解決してくれるような組織はないわけですから、皆で目の前の課題と真摯に向き合って試行錯誤し続けるしかありません。

現在、私はコミュニケーション統括部のメディア戦略室長として、メディアバイイングや商品PRのほか、コーポレートサイトを中心とするデジタルメディアのチームを率いています。その中でも近年、お客さまとのコミュニケーション設計を一変させたのは、デジタルメディアの進化でしょう。

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