CS放送は200以上のチャンネルがあり、そのほとんどが有料放送。またBS放送でも数多くの有料放送が行われている。CS/BSペイテレビは専門チャンネルとも呼ばれ、日本の総世帯数の20%強の1107万世帯(2013年6月末現在)に普及。ターゲティングメディアとして再注目されている。
ペイテレビ広告市場のポテンシャルは?
地上波にはない2つの強み
CS/BSペイテレビ最大の特徴は、各チャンネルが映画、ドラマ、音楽、スポーツなどに特化した専門領域を有し、明確な視聴者属性を持っていることにある。そのため、能動的な視聴者層、富裕層、情報発信力を備えた感度の高い人たちに支持されている。
「広告メディアとしてここ数年ニーズが高まっている」と、衛星テレビ広告協議会(CAB-J)会長代行の二瓶浩一氏はいう。
「アドバタイザーの広告戦略のコアは、いまも地上波テレビなどのマス広告が中心だが、より深いコミュニケーションに拡張・深耕させるメディアとしてCS/BSペイテレビが選ばれるケースが増えてきた。また、コア消費者とロイヤルな関係を結ぶために、CS/BSペイテレビから関係づくりをスタートしたいというニーズも増えている」。
企業・商品と親和性の高いオリジナル番組と連動した映像制作にはじまり、そのソースから派生した映像をインフォマーシャルやパブリシティの形で露出、かつそれを自社のオウンドメディアで二次使用できるほか、店頭展開・展示会でも活用できる。CS/BSペイテレビの広告は多彩で柔軟性があるのが特徴だ。
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