広告マーケティングの専門メディア

泉 麻人のたのしい広告採集

「ぢ」の見える街

泉 麻人

048_01.jpg

イラスト/蛭子能収

先日、別の仕事でカレッタ汐留のアド・ミュージアムを見学した。ご存知、電通が主宰する広告の博物館だが、ここの展示を見ると、広告の原点が“看板”であることがよくわかる。江戸時代あたりまでのコーナーには、商家の軒に下がっていたシンプルな看板の類が展示されている。

こういうわかりやすい看板というと、ヒサヤ大黒堂の「ぢ」の看板を思い出す。とりわけ印象的だったのは、上野のちょっと東、いまの大江戸線・新御徒町駅の交差点の所に存在した巨大看板。ここは3、4階建てくらいのヒサヤ大黒堂の建物の上に、建物と同じくらいの寸法の「ぢ」が載っかっていた気がする。「ぢ」はもちろん「痔」のことだが、真っ赤なネオンで記されているあたりがまたわかりやすい。ひと昔前までは、夜景の中にこの看板をよく見掛けたものだが、近頃はめっきり少なくなってしまった。

あと67%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

泉 麻人のたのしい広告採集 の記事一覧

「ぢ」の見える街(この記事です)
「刀 買います」
ケロリンの連射攻撃
<人工頭脳>の時代(1965年/ナショナルカラーテレビ)
近江の警察電車(滋賀県彦根市)
グリコCMと天津甘栗(東京都渋谷区)

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する