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国内企業のデジタルマーケティング実態

密着!バンダイ WEB担当者の1日

バンダイ 押川晃子

40人体制のネット戦略室のミッションは、限定商品を中心に扱うECサイト「プレミアムバンダイ」の売上向上だ。押川さんはそこで、サイト価値向上と集客促進に向けたPRを担当している。

「プレミアムバンダイ」は2013年6月で会員数100万人を突破。バンダイの注力事業の一つだ。押川さんは商品・キャンペーンのプレスリリース配信を中心に、PR全般を担当している。「基本的なWEB知識の習得はもちろん、メディアの人たちに響くリリースの書き方や、情報の拡散ルートを見極めた効果的な配信先の選定、効果測定...。メディア担当者と積極的に会ってアドバイスをもらいながら、ゼロから知識・ノウハウを蓄積してきた」。

押川さんが掲げるWEB PRの方針は、「売上向上とPR効果の両立」。たとえば、リリース配信タイミングも売上に直結しやすいよう、注文開始1~2時間前にするなど、従来型のPRとは異なる手法にも積極的にトライしている。WEB PRの効果が実証されるにつれてリリース配信希望案件が増えたため、最近では各事業部に原稿作成業務を任せるように。押さえるべきポイントを併記した原稿のひな形を作成して各事業部担当者に配布している。肌感覚で身に付けてきたノウハウを部内に共有し、WEBリテラシーの底上げを図るのも押川さんの仕事だ。

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