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中国独自の商戦期「独身節」とは?

INTAGE CHINA Inc.

郷に入れば郷に従え。アジア市場では自分たちの価値基準を捨て、その地域の指標で自らの商品・コミュニケーションを見つめる必要がある。アジアマーケット攻略のヒントを毎月1国、その国に精通した専門家が解説。全3回のレポートで紹介する。

第1回「インド」篇はこちら

淘宝および天猫での売上推移。中国工会網などから作成。

皆さんは中国の商戦期をご存じだろうか。最も規模が大きい春節(1月~2月の旧正月)、労働節(5月1日)、国慶節(10月1日の建国記念日)、そしてクリスマス・年末が4大商戦期と言われている。その他にも、婦人の日(3月8日)、七夕(旧暦の7月7日)、独身の日(11月11日)など、中国独自の盛り上がりを見せるイベントもある。

“新” 商戦期は「独身節」

ここ数年、中国でも沿岸部の若者層を中心にネット通販が急激に普及しているが、ネット通販発の商戦期として、注目を集めているのが独身の日(独身節)だ。11月11日は1(ひとり)が連続していることから独身節と呼ばれ、この5年の間にネットを中心に若い人の間に広がった。このイベントに合わせて最初にプロモーションを行ったのが、ネット通販大手の「淘宝(タオバオ)」で、2009年のことだった。以後、急速に普及し、2012年にはネット通販各社が特別セールを行うまでになった。2013年の淘宝と天猫(T-MALL)の販売データでは、独身節の最初の6分(00:00-00:06)で10億元(約160億円)の売上に到達し、この1日だけで350.19億元(約5603億円)の売上を記録している(上図参照)。

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