
ラジオの魅力はリスナーとの距離の近さ、リスナー同士の連帯感などがあげられます。「元々SNSのような存在だ」とも言われる所以ですが、今後の可能性は、これまで感覚的に言われていたその特性を可視化して、最新の技術やツールも活用しながら、具体的にリスナーのコミュニティを構築していけるかにかかっていると思います。
開局25周年を迎えたJ-WAVEでは、「Creating The New Standard」というテーマを掲げました。開局以来、邦楽をJ-POPと名づけるなど、世の中に新たなスタンダードを提案し続けてきた原点に帰ろうという意思表明です。その一環で、この4月からSNS時代の新しいリスナーコミュニティ"J-me"を立ち上げました。さまざまなSNSのアカウントからログインが可能で、逆にSNSへ情報を拡散するとポイントが貯まり、会員限定イベントなどに応募ができます。11月現在で会員は2万6000人を突破。
さらに同じく4月から、リクエストに替わる新しい考え方として「ミュージック・シェア」というワードを放送上で導入しました。一方通行で"要請"するのではなく、今聴きたい音楽をみんなで"共有"する。そんなイメージが拡がってくれたらと思います。
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