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著者インタビュー

日本に根付く商いが原点、「アンバサダーマーケティング」とは?

藤崎実(アジャイルメディア・ネットワーク)

『アンバサダーマーケティング―熱きファンを戦力に変える新戦略』
著者:ロブ・フュジェッタ
訳:土方奈美
監修:藤崎実
発行:日経BP社
価格:1890円(税込)

情報量が格段に増えた現代、相対的に広告は見られなくなり、また個人の発信力が増す中で、口コミがマーケティングに与える影響が強まっている...。では、どうすれば口コミをマーケティングに活かすことができるのだろうか。

現状では口コミで商品は売れたが最初から狙っていたわけではなく、結果として商品が広まったというケース。「バズを起こす」といった表現に代表されるように、プロモーションの流れの中で、瞬間的な話題作りをするケースなど、戦略的かつ継続できる活動にはなっていないのが実情ではないだろうか。

こうした課題にひとつの解を与えてくれる本が刊行された。『アンバサダーマーケティング―熱きファンを戦力に変える新戦略』だ。

顧客視点の原点回帰

アンバサダーとは「ブランドや商品を応援してくれるだけでなく、報酬とは関係なく周囲に薦めてくれる熱きファン」のこと。本書は、そのアンバサダーの発見法や、リレーションの取り方までを詳しく解説している。「アンバサダー」は原書では「Advocates(アドボケーツ)」と表現されるが、翻訳版では、より日本でなじみがあり、かつ同様の意味で使用される「アンバサダー」と訳されている。しかし日本で企業とアンバサダー契約をする著名人や芸能人と決定的に異なるのが、彼らには「報酬」がないこと。ブランドを熱烈に応援し、その良さを積極的に語り、批判する人たちからも守ってくれる...。そんなアンバサダーをマーケターに変えるための方法論を解説したのが、この本だ。

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