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2014マーケティング・キーワード

電通・菅野薫さんが解説「クアッドコプター」「モーションキャプチャーカメラ」の可能性

菅野薫(電通 クリエーティブ・テクノロジスト)

中世ドイツにおけるヨハネス・グーテンベルクの活版印刷技術発明による印刷革命の始まり、エジソンによるキネトスコープの発明、などの歴史的な事例を挙げるまでもなく、テクノロジーの進歩がメディアにおける表現の可能性を広げるという事実は否定しようがありません。

ですが、視点を表現側におけば、テクノロジーは単なる手段に過ぎず、そのテクノロジーが多くの人にとって既知のものであろうが、まだあまり知られていない最新のものであろうが、クリエイティブであるかにおいて重要なのは、本来想定されていた使い方を超えた(誤用も含む)今まで誰も思いつかなかった発想(ゲームボーイを生んだ横井軍平さんは「枯れた技術の水平思考」と表現しています)をしたか?という一点。想定通りの使い方や、すでに誰かが発明した方法の流用は当然ながら、新しいテクノロジーを持って来るだけではアイデアにはなりません。最新のテクノロジーの上でも、紙への印刷や映像といった歴史の長いテクノロジーの上でもそこは全く同じです。

また、今回依頼されたのは2014年以降注目すべき技術と先行事例の紹介ですが、直面したのは「先行事例があったらダメじゃん...」というクリエイティブであることとの衝突と、示唆される広告業界の事例好きという根源的な問題です。ついでに言えば、「そんなのあったら教えないよー」という実務家としての商売あがったり感も。

と書いていると原稿自体ボツになりそうなので、なんとなく最近好きな、可能性がありそうなものという緩い感じで2つ。

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