ポスト・ゆるキャラ、ポスト・B級グルメ...地元の資産を見直そう
新年に向け、今回は2014年の消費トレンドを3つ予測します。最初は、何かと話題な、地域おこしのトレンド。グルメ、ゆるキャラは曲がり角でしょう。B級グルメはそもそも、昔からその地に存在した料理だからこそ価値がある。ここ2~3年の乱造は目に余ります。ゆるキャラは、自治体などが真剣に制作したはずが、どこかずれていたところが面白かったのです。はなからの“ゆるキャラ狙い”はあざとい。
今後の成功には、いわば足許の宝物を大事にした商品の開発が必須でしょう。好事例としては富山の「幸のこわけ」。古くからある土産物を拾い上げ、共通ブランド化したもので、地元駅や空港の売店で地道に売っています。低単価ながら今年の売上高予測は7000万円。こうした売り方にこそ注目です。
ウェアラブル元年、「どう使うか」は消費者に委ねよ
次はデジタルの分野。皆さんもご存じの通り、2014年は「ウェアラブル元年」と予想されています。「グーグルグラス」に「iWatch」、日本発ではグーグルグラスの対抗馬として注目される「テレパシー・ワン」。
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