読者インサイトを知り尽くす編集長の知見が、クライアントにとって魅力的なソリューションになることがある。ここでは編集長の力を核にした雑誌の新たな活用事例を紹介する。
雑誌広告の市場規模が縮小傾向にある中、広告枠の販売に留まらず雑誌、さらに出版社が持つ知見や機能を活かした提案が必要とされている。その中で成功例として出てきているのが、読者に対する深い洞察力を持つトップ編集長との共創による、商品開発や時に雑誌以外のメディアも使ったムーブメントを作るためのコンセプト開発の事例だ。ここで最近の2事例を紹介する。
「Hanako」と組んで、晴海をブランド化
三菱地所レジデンスと鹿島建設の分譲マンション「ザ・パークハウス晴海タワーズ」×Hanako
「晴海ストリートライフ」というコンセプトのもと、銀座特集のブックイン企画からテレビCMまで連動させた。
三菱地所レジデンスが鹿島建設の分譲マンション「ザ・パークハウス晴海タワーズ」を販売するにあたり、一連のコミュニケーションを「Hanako」の北脇朝子編集長と組んで企画。まだ、知名度が高いとは言えない晴海の魅力を伝え、街自体をブランド化するための提案を行った。
あと75%