
ロンドンオリンピックでは7万人の運営ボランティアが参加した。
本当の意味での国際化
2020年オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まった。
7年後と聞くとまだ遠い先のような気もするが、オリンピック・パラリンピックに関連するテストイベントは、2020年の開催2、3年前から競技ごとに複数回行われる。その内少なくとも1回は本番と同程度の規模で実施される。主に世界選手権大会が多く、これにともないスポーツ関連の国際会議も日本で多く開かれる。国際イベントは招致段階から数えると3年前から準備がはじまるため、オリンピック・パラリンピックに関連するイベントはすでに始まっていると考えてよい。
オリンピック開催地に決まったことであらゆる種類のイベント関係者の注目が東京に集まり、国際会議、学会・総会、展示会などスポーツイベント以外の国際的なイベントも東京のみならず、日本の都市が有力な選択肢の一つとして数えられやすくなる。
いままでの日本のイベント業界は、「国際イベント」と謳っても、国内で完結することが多く、関係者・参加者のほとんどが日本人、日本企業で構成されていた。これからの7年で海外のイベント業界と交流する機会を増やすなど本当の意味で国際化に対応し、その中で日本の色合いを出していかなければいけない。
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