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広告業界トピックス

「価値共創型マーケティング」への期待

日本マーケティング学会

「第2回価値共創マーケティング研究会」を今年8月に開催。

新しい方向性を模索する研究発表

当会の今年最大のイベント「マーケティングカンファレンス2013」が、11月10日に早稲田大学8号館で開催される。「マーケティング戦略のグローバル・トレンド」をメインテーマに、良品計画の松井忠三会長とボストンコンサルティングの市井茂樹シニア・パートナーを招いた基調講演、研究者が最新の研究成果を発表するオーラルセッション、パネルに図表を掲示して逐次報告者が参加者と対話しながら進める報告会のポスターセッション、学会員同士の親睦をはかる目的の懇親会などが予定されている。

プログラムのなかでひときわ注目されているのが、リサーチプロジェクトセッションである。これは現在、学会の活動の中心となっているテーマを絞った研究会「リサーチプロジェクト」の成果を発表するもので、今回、「地域活性化マーケティング」「価値共創型マーケティング」「クリエイティブ産業とイノベーション」「ソーシャル・ビジネス」「ブランド&コミュニケーション」の5つの研究会がその成果を学会員に公開する。

なかでも期待されているのが価値共創型マーケティング研究会である。今日、企業と顧客の関係は大きく変化し、両者による価値共創が今や世界的な議論となっている。しかし、その概念はさらなる精緻化が求められており、また、既存のマーケティング理論との関係を明確にすることがマーケティング研究における喫緊の課題となっている。そこでこの研究会では、価値共創型マーケティングの特性を理論的・実証的に明らかにしたうえで、これまでの伝統的なマーケティング理論との接続を図っている。さらに、実践のための方向性を示しながら、具体的な戦略を提示することを目的としている。

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