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人事担当者に聞く(5)フロンティアインターナショナルが重視する「人間力」とは?

フロンティアインターナショナル

イベント、PR、インタラクティブなど、幅広い領域をカバーするセールスプロモーション会社、フロンティアインターナショナル。同社を志望する学生に「人間力」を求める理由とは?

同社の企業サイト。社員一人ひとりが営業、企画、制作とあらゆる業務を担当する同社の、「自律した個」を重んじる姿勢は、経営理念にも表れている。

Q:志望する学生に求める素養とは?

ここ数年で、社会貢献意識の高い学生が増えているように思います。「広告やプロモーションで世の中を良くしたい」「社会貢献に結びつくような影響力のある仕事がしたい」という考えを持つ学生が目立つようになりました。広告界全体が今まさに挑戦している分野であり、当社も、献血推進活動「LOVE in Action」プロジェクトや、育児を楽しみ頑張った男性を表彰するイベント「イクメン オブ ザ イヤー」など、社会的メッセージを発信し、啓蒙するような案件を多く手がけています。

しかしながら社会との共生と経済的な成長、さらにいち企業としての利益のバランスをとるのは非常に難しいことです。こうした志向自体は重要なものですが、漠然とした憧れだけでは、企業活動として成立させることはできません。強い志と、それを実現させるためにやるべきこと、つまりビジネスを動かしていく力の双方を大切にできるバランス感覚を持つことが必要だと思います。私たちの仕事は、社会全体の満足はもちろんですが、クライアントの満足につなげることが、やはり最も重要なことですから(フロンティアインターナショナル常務取締役 古井貴氏)。

Q:この業界をめざす人が、学生時代にやっておくと良いことは?

業界の人の話をたくさん聞きましょう。その時に注意してほしいのが、業界全体の構造や、その会社のビジネスモデルに関心を持つこと。知識として記憶する必要はありませんが、理解しておくことが大切です。ともすると、リアリティを感じやすく、共感しやすい現場・若手の社員の話ばかりを聞いてしまうことになると思いますが、それと同時に、経営層をはじめ、長期的視点で会社全体・業界全体のことを話せる人の話を聞くことも重要だと考えています。そうすることで、業界におけるその会社の立ち位置を知り、社会に何を提供できるのか?何で勝負できるのか?そこで自分は何ができるのか?という発想ができるようになります。それは入社後、自分の仕事への誇りを持つことにもつながります。

Q:どんな学生を採用したいと考えますか?

入社後は、SP、PR、イベント、インタラクティブと、当社が持つさまざまな機能を自在に組み合わせて、世の中に情報・メッセージを発信するプロジェクトをいくつも作り上げていくことになります。それも、企画立案から予算・スケジュール管理、実際の運営まで、一貫して自ら管理する“プロデューサー”としての働きが求められます。その時に必要なスキルを突き詰めていくと、「人間性が優れていること」に尽きます。コミュニケーションビジネスですから、公明正大な態度で、誠実に人と向き合えることが、基本であると同時に、最重要事項であるとも言えます。礼儀・礼節(=マナー)は社会一般の常識ですので、まずはこれがきちんとできる人が求められます。当社はクリエイティブ職や技術職など、専門職を採用しません。どの社員も、営業、企画、制作とあらゆる業務を経験してもらいます。優れたアイデアを生み出す企画力ももちろん大切ですが、それ以上に、対人折衝能力の高さが、仕事をする上での重要なカギとなります。社内やクライアント、協力会社と適切な人間関係を形成することができる人が、良い仕事を生み出すことができると考えています。 

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