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言葉とコミュニケーションの技術

「ユネスコ世界寺子屋運動」に見る、自分ごと化できる言葉の法則

電通 薄景子+志喜屋徹

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「南三陸の森 希望のポストプロジェクト」のポスター。南三陸町の人たちの世界中からの支援への感謝の気持ちを伝えるこのポスターが、前を向いて歩み始めている方たちの後押しになればと思う」(電通 総務局社会貢献・環境推進部の中村優子部長)。「希望のポスト」は、南三陸の間伐材を使っており、志喜屋氏は「“地域資産”である間伐材は生き物。見て、触って、香を嗅いで...と素材自体が発するメッセージも感じてもらえれば」と話す。

正論が共感されるとは限らない

女性が教育を受ける権利を訴えたことでイスラム過激派に銃撃されたパキスタンの少女・マララさん。重傷を負いながら一命をとりとめ16歳の誕生日に国連本部にて暴力に屈せず、学ぶ権利の重要性を訴えた力強いスピーチを記憶している人も多いのではないか。

現在も世界には学校に行けない子どもが6100万人、読み書きができない大人が7億7500万人いる(15才以上、「グローバルモニタリングレポート2012」より)。ちょっとした支援が識字率向上につながり、読み書きができないがゆえに、狭められた人生の可能性を広がるきっかけになる。だから、ぜひ支援の輪を広げましょう...。間違いなく正しい主張である。しかし必ずしも正しいことが人の共感を得て、行動を促せるとは限らない。それが社会貢献活動への参画を求めるコミュニケーションの難しさだ。

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