広告マーケティングの専門メディア

           

言葉とコミュニケーションの技術

真の「プロフェッショナル」とは、軸となる言葉を持つ人

NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』チーフ・プロデューサー 山本隆之

026_02.jpg

世間から注目を集めるその道の「プロ」は、言葉の選び方・使い方も巧みではないか。NHK総合『プロフェッショナル 仕事の流儀』に登場するプロたちは、どういった点からその「言葉」を紡ぎだしているのだろうか。

自身を動かし、人をも動かす

NHK総合にて2004年から放送されている『プロフェッショナル 仕事の流儀』(毎週月曜22時)。第一線で活躍中の「プロ」に密着取材をし、その仕事の流儀に迫るドキュメンタリー番組である。番組の魅力のひとつが、要所でプロフェッショナルたちがつぶやく「言葉」の数々。仕事や人生に向き合う彼らのふとした言葉は、視聴者に強い共感を与える。強い言葉は、どのようにして紡ぎだされているのか。

これまで、200人以上を取り上げてきた『プロフェッショナル 仕事の流儀』のチーフ・プロデューサーである山本隆之氏は、プロフェッショナルな人たちが人を動かす言葉を持っている理由として、「仕事を軸に自分自身と向き合っているからではないか」と話す。また、彼らが発する言葉をあえて分類すれば、2つほどが挙げられるともいう。

ひとつは「自身を鼓舞するための言葉」だ。サッカーの日本代表の本田圭佑選手は、「信じることっていうのは、僕にとって希望なんですね」と話したという。

あと77%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

言葉とコミュニケーションの技術 の記事一覧

就活のES「皆と同じようなことを書けば落ちるとわかっているのに、書いてしまう」人へ
「ユネスコ世界寺子屋運動」に見る、自分ごと化できる言葉の法則
Yahoo! トピックスに学ぶ「インターネットで読まれやすい言葉」のルール
怒れない上司や先輩が増えると、「言葉」の本が売れるというカラクリ
これからの政治家に求められる言葉のあり方
キャッチコピーが存在しない海外の広告クリエイティブ。言葉はどこへ行ったのか
真の「プロフェッショナル」とは、軸となる言葉を持つ人(この記事です)
チームラボ代表・猪子寿之に聞く、言葉を必要としない「インスタレーション」増加のワケ
マルチメディア、トリプルスクリーンは日常風景に。媒体別に検証「ライティングのポイント」とは?

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する