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今月の「企業ブランド想起率」上位20社

江崎グリコ アイスの実「み」編

テレビCMから企業名、想起できますか?国内の宣伝費上位企業39社を対象に、過去半年間に流れたテレビCMの想起率、およびそのCMから企業名想起できたサンプル数を1カ月ごとにリサーチ。これにより企業ブランドの想起率を算出。さらに、特に注目したい1社の半年間の平均値の推移を検証します。

きゃりー起用で独創性のある世界観を表現
江崎グリコ アイスの実「み」編

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今回はCM想起数が前月(2013年6月)25件から当月(2013年7月)80件とアップした江崎グリコを取り上げます。商品は「アイスの実」。同商品は一昨年、AKB48の既存メンバーに加えて“江口愛実”というCGメンバーを起用した広告キャンペーンを展開し、話題を集めました。

7月にオンエアされた新CM「み」編では、CMキャラクターとしてきゃりーぱみゅぱみゅを起用。アイスの実を模したカラフルでポップな衣装を身にまとい、同CMのために制作されたCMソング『み』に合わせて子どもたちとダンスを繰り広げる、軽快でインパクトのある内容となっています。なかでも、CM内で発せられるセリフやナレーションが全て「み」という言葉のみで構成されている点などが注目を集めています。

想起者の属性を見ると、男性40%・女性60%と女性の割合がやや高く、女性の10~30代による想起が特に目立っています。「ポップで可愛い感じがきゃりーともアイスの実ともうまく合っていて好き」(20代女性)、「カラフルで可愛らしい、久しぶりに食べたいと思った」(20代女性)など、「かわいい」「ポップ」「カラフル」といったワードが多く挙がり、若年層を中心に好評価を得ています。一方で男性の感想としては、「何のCMかよくわからないが、最後まで見るとアイスのCMだとようやく分かった」( 30代男性)など、「何のCMだか伝わりにくい」という意見もやや挙がっている点が特徴的です。

アイスクリームの需要が増すこの時期、起用タレントであるきゃりーぱみゅぱみゅの独創性のあるキャラクターとうまくマッチさせた世界観で、視聴者にインパクトを与えることに成功しているようです。

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※コミュニケーションデータシステム(CDS)が行う、1週間単位で記憶・印象に残っているCM調査(関東130万人のモニターから毎週1200人を抽出)から分析。

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