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生活者行動パターン分析

「子どもができて朝食が変わった」ポストマタニティの生活シーンとは?

辻中俊樹

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年齢、性別問わず、全ての生活者には必ず「生活動線」がある。生活とは時間と空間が織りなす一つの線の上を、動いたり止まったり、時にしゃべったり、沈黙したりすることの連鎖...つまりは24時間×365日の暮らし方、活動の仕方の流れといえる。100人が100通りの「生活動線」を持っているように思えるが、分析していくと実はいくつかのパターンがあることが見えてきた。世代・時代・ライフステージなどによって構造化しうるパターンだ。このパターンが分かれば、「例外」も見えてくる。本連載では全6回にわたり、代表的な「生活動線」のパターンを解説していく。

「『生活動線』から『生活者』を読み解く」、第2回はもう少し具体的に「生活者」のセグメントを小さくして、暮らし方の中にある「気づき」を明確にしてみたい。

乳幼児に縛られる生活動線

今回とりあげるのは、乳幼児を育てている最中の女性たちである。出産後2~3年未満ということで、ポストマタニティ世代という言い方もできる。少子化といわれながらも、年間百万人以上の出生があり、その意味でいえば決して小さなセグメントではない。また、出生の分布のピークは30代前半に大きな山があり、前後にすそ野ができるという点でいえば、アラサー(アラウンドサーティ)世代ともいえる。

一つ留保を置くとすれば、30代前半の未婚率は4割近いわけだから、アラサーの中の6割強を占めるセグメントである。同世代といっても、ポストマタニティと未婚者では天と地ほどの違いがあるのだが、本人の意識、意思、価値観よりも、明確な違いはその「生活動線」にあるといっていい。様々な相違点は枚挙に暇はないが、大前提はその「生活動線」の差異だと見る必要がある。

乳幼児を抱えたアラサー女性にとって、その「生活動線」は、乳幼児という要因によって大きく阻害されるといっていい。と、いうことにとりあえずここではしておく。働いている未婚女性は、ビジネスシーンという義務的「生活動線」に縛られているという面では、子育て女性たちと180度違った自由な動線を保有しているとは当然いいがたい。が、その質は大きく異なっているはずである。

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