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人事担当者に聞く(4)サイバーエージェントの行動規範「maxims」とは?

サイバーエージェント

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採用パンフレットには、同社の行動規範「maxims」が記載されている。業界知識や事業理解よりも、こうした理念やビジョンを共有できる学生を求めているという。

毎年のように新しいトレンドが生まれるインターネット業界。変化が激しい業界にあって、成長し続ける企業であるために、採用活動において大切にしていることを聞きました。

Q:どんな学生を採用したいと考えますか。

何かに「挑戦」したことがある人です。企業でのインターンシップ、部活動、世界一周旅行...何でも構いませんが、自分がやりたいこと、やると決めたことに一生懸命に取り組み、成し遂げた経験のある人を求めています。

また、そうした芯の強さに加え、環境の変化に素早く対応できる柔軟性も重視しています。当社には「maxims」という、全社員が共有すべき価値観や理念を明文化した行動規範があります。「オールウェイズ・ポジティブ、ネバー・ギブアップ」「行動者のほうが、カッコイイ」「新しい産業を、自らの手で創るという誇り」「一流の人材がつくる、一流の会社」「挑戦した結果の敗者には、セカンドチャンスを」「最強のブランドをめざす」「常にチャレンジ。常に成長」「若い力とインターネットで日本を元気に」の8つ。インターネット業界は変化の激しい業界ですから、こうした理念を大切にしながらも、一つのことに捉われすぎない柔軟性が必要だと考えています。(人事・総務グループ マネージャー 平本理奈氏)。

Q:採用方法に特徴はありますか。

筆記試験を行わない代わりに、面接の回数は他社より多いかもしれません。はじめの2回はグループディスカッションで、その後は集団・少人数・個人とさまざまな規模で面接を行います。面接では学生のパーソナリティーを知るために、成功体験はもちろん、失敗体験も聞きます。一番辛かったことは何か。それをどんなふうに乗り越えたのか――当時のエピソードを交えて詳しく、具体的に聞くことで、困難への向き合い方や行動力など、その人の本質的な部分が見えてくるのです(同)。

当社は、ビジネスコース、テクノロジーコース、デザインコースと職種別の採用を行っており、テクノロジー・デザインコースは、やはりある程度の専門知識・スキルが必要です。一方、ビジネスコースについては、WEBへの志向性が高いに越したことはありませんが、必須条件ではありません。学生時代にPC に触れる機会が多くなかった人でも、入社してから半年間の研修・OJT を経て、一人前に営業の最前線に立つようになります。

また、業界知識や当社の事業内容に関する理解も、入社前の段階では求めていません。それよりも、当社が掲げる「21世紀を代表する企業を創る」というビジョンに共感し、「自分も何かを成し遂げたい」と思ってくれる学生を採用したいですね。社長の藤田晋をはじめ、当社の経営陣の多くが書籍やブログなどで自分の考え方や当社ビジネスの展望について発信しており、そこから当社の企業風土や、めざす方向性が見えてきます。ぜひこうした情報源も参考にしていただければと思います。

「21世紀を代表する企業」とはどんな企業でしょうか?未来のことはもちろん分かりません。しかし、大きく環境が変わるなかで、「自ら何かをつくりたい」「ゼロから1を生み出したい」と考えられることが重要です。状況にあわせて、新しいものをつくり上げていく意識と気概を持つ人。そういう人が、これからのサイバーエージェントをつくっていくと考えています。

また、目標達成にいかにコミットできるかという点も重要です。目標達成意欲が高く、それに向けてチャンスを掴み取るための努力をできる人は、やはり強いと思います。入社後も、自分の意思や目標を積極的に発信している人に、良い案件が集まっていますね(同)。

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人事担当者に聞きました(3)全社が共有する"AOISM"の精神とは?
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