2002年の売上8億円から2010年には39億円へ、業績のV字回復を果たしたことで注目される飲料メーカーのホッピービバレッジ。第18 回早稲田マーケティング・マネジメント研究会の講師として登壇した3代目社長の石渡美奈氏は、「一過性のプロモーションではなく、社員が伝えるブランドを重視している」と話した。
石渡氏がホッピービバレッジを引き継ぎ、3代目の社長に就任したのは2010年4月。大学卒業後、日清製粉や広告会社勤務を経て1997年に同社に入社。そこで感じたのは、「社員のホッピー離れ」だった。社員同士で懇親会に行く時はホッピーの置いていない店を選ぶ。社員数50人規模の会社なのに、互いの名前や顔を知らない。「事業や仲間への嫌悪や無関心を強烈に感じました」。03年には当時社長の父から「第3の創業をするつもりで臨んでほしい。組織を変えても構わない。自分を支えてくれる社員を育てなさい」と言われ、改革を決意する。
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