ヤフーとローソンが合弁会社を設立しサービスを提供している「スマートキッチン」。ローソンという全国各地にあるリアル店舗を、「OtoO」施策としてどのように活用しようと考えているのだろうか。
ヤフーとローソンの強みを合体
今年の1月にサービス提供を開始したヤフーとローソンの合弁会社であるスマートキッチンが展開する、インターネットを使った食品・日用品の定期宅配サービス「スマートキッチン」。男性客が多いコンビニエンスストア業界において、ナチュラルローソンなど女性に向けた店舗・商品展開で独自性を発揮してきたローソンの商品調達力やオリジナル商品開発のノウハウを活かし、育児をしながら働くなど「忙しいママ」をターゲットに企画されたサービスだ。週に1回、ユーザーが指定した日時に毎週買うと設定したものが届く定期宅配に加え、そのときにだけ欲しいものを選択することも可能な仕組みだ。生協に近しい仕組みであるが、全国で1万1275店(2013年6月末時点、ナチュラルローソン・ローソンストア100含む)にのぼる、ローソンチェーンの活用に独自性がある。実店舗とどのように連携させ、オンラインとオフラインをつなげていこうと考えているのだろうか。
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