4万を超える店舗が集まるECショッピングモールである楽天市場。資本力勝負ではない「究極の対面販売スタイル」で成功する店舗が増え、そこでは「コミュニティ」の活用がポイントになっている。
4万店舗を超える、楽天市場の出店店舗。その店長に対する店舗運営の支援をしているのが楽天大学学長の仲山進也氏だ。氏は「ECのスタイルは2つに分かれつつある。低価格・送料無料・スピード配送、品ぞろえにビッグデータを活用した高精度のリコメンド機能など、徹底的に"便利さの価値"を追求するスタイル(『究極の自動販売機』型)と、接客コミュニケーションや店員の商品愛、専門性を活かした魅力的なコンテンツなど"楽しさ"の価値を追求するスタイル(『究極の対面販売』型)」と考えている。
ここ数年大企業によるEC事業が本格化し「中途半端な自動販売機スタイル」の店舗は厳しい状況に。そこで「資本力勝負の自販機スタイルではない道を目指そう」との考えから、「究極の対面販売スタイル」で成功したケースを全国から集め、その情報を出店店舗向けに提供してきた。(自販機型店舗にはできないEC成功事例は「アドタイ」のコラム「EC温故知新」で連載中)。
「居心地のいい場所」はほかにない価値になる
あと76%