商品開発から広告コミュニケーション戦略まで幅広く手掛ける、ブランド・マネージャー。強固にシェアを守り続けているロングセラーブランド。そして、それらに立ち向かおうとする新規ブランドや、新たなカテゴリ創出に挑むブランド...。
今号では、75ブランドの担当者に聞いた事業を成功に導く戦略を大公開(詳しくは8月号の電子ブックにて)。
特集内では、今年、発売50周年を迎えたライオンのおしゃれ着用中性洗剤ブランド「アクロン」の担当者の一日に密着。ブランド・マネジメントにおける現場の課題に迫りました。
中長期的な視点を持つ
ライオンが1963年より販売しているおしゃれ着用中性洗剤「アクロン」。アクロンの商品企画からプロモーションまでブランドマネジメントの全てを担当するのは、入社8年目の松井茜さんだ。
実際の仕事内容としては、研究員をはじめ、営業部、宣伝部などと打ち合わせを重ね、新たなアクロンシリーズの開発やプロモーションを立案する。「打ち合わせをする相手の約80%は社内の人です」と、社内の人が多いとはいえ、その人数は、全国各地の営業部員も含めると約100人におよぶ。
宣伝部と打ち合わせ中の松井さん(右)。社内にある映写室にて。
あと70%