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米国広告マーケティング事情

6秒ビデオ「Vine」が話題に

松本泰輔

新たなSNSやテクノロジーなど、米国企業が取り入れ始めている最先端のマーケティング実例をレポートします。

GE、ナビスコらが活用開始

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ロゴを手書きで描く様子を細かくつないで撮影すると、6秒間のアニメのように見えるGEのVineビデオ。レトロな画像の雰囲気がかえって新鮮に感じる。

今年1月24日にリリースされた「Vine」は、6秒間のビデオをツイッターなどにアップできる新感覚のモバイルアプリだ。限られた時間のなかで、いかに面白いアイデアを駆使してビデオをつくるかが若者を中心に受け、4月9日にはアップルストアで最も多くダウンロードされたアプリになった。

4月にニューヨークで開催された「トライベッカ・フェスティバル」においても「6秒ビデオ部門」が新設・表彰されるなどますます注目が集まっており、すでにタコベルやGEなど大手企業が積極的にマーケティングに活用し始めている。

2012年6月にスタートアップ会社が開発したVineは、同年10月ツイッターに買収された。写真やWEBサイトと同じ要領でツイート(つぶやき)にリンクを貼ることができるため、より多くのツイートを促進する狙い。 VineでつくられたビデオはGIFのような連続画像で、それがかえってレトロな魅力を醸し出す。1月24日のローンチ後3日以内にGE、ナビスコ、RedVinesなどが6秒ビデオをツイッターにアップロード。GEは主にCI用に、ナビスコはシリアル「Wheat Thins」の告知に、Red Vinesもキャンディバーの宣伝用にビデオを投稿し、その斬新さからユーザ数が一気に伸びた。

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