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「いまネットの世界でおきていること」

人々の「参加」が世界を動かす

西村真里子(バスキュール プロデューサー)

MAKER MOVEMENTとは

いま、台湾にて原稿を書いています。台北市で開催された「Maker Faire Taipei」に参加するためです。この 「Maker Faire Taipei」というイベントは、米国発のものでDIY(Do It Yourself)、DIWO(Do It With Others)というコンセプトのもと、人々がもの作りに励むことを雑誌、イベントを通じて応援しているもので、世界中で展開されています。

WEBテクノロジーの発展、iPhone、Androidの台頭により、個人クリエイターがソフトウェアやアプリケーション、サービスを開発しビジネス展開するケースが多く見られるようになってきました。しかし一方で、これからは「ハードウェアを含むもの作りが次世代ビジネスを作るのではないか」ということを意味する"MAKER MOVEMENT(メーカームーブメント)"というバズワードも、ここ1年で耳にする機会が増えました。

「Maker Faire」イベントでは、人々は上手・下手ということにとらわれず、自分の興味あるものを作り、発表しています。台北のイベントでは3Dプリンターで作ったお面を売っている人や、レゴブロックと噴水を組み合わせた水芸を披露する人など、多様な作品が展示され、大人から子どもまで楽しんでいました。

日本でも昨年開催された「Maker Faire」イベントにも参加した私がとらえるこのムーブメントは、YouTubeやニコニコ動画で個人が演奏、演技する動画をアップロードして多くの人に見てもらうムーブメントにとても近いものです。インターネットの世界でのもの作りに興味を持っている方が、実際に手を動かして楽しめるもの作りへと関心が移行しているように感じます。

背景にオープンソースの隆盛

そもそもこのようなメーカームーブメントが発生した背景にはインターネット上での技術・ノウハウの共有、制作ツールをオープンソースプロジェクトでみんなが作り上げる文化が大きく影響していると考えています。

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柔軟性と、たたずまい。言うは易く、実行は難しい。

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