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人事担当者に聞きました(1)電通人に必要な資質

電通 人事局

人が資産の広告会社。その広告会社で採用・人材育成を担う人事部門に求める人材とは?
今回は、電通人事局の門馬大悟さん、田畑珠理さんにお話をいただきました。
広告会社への就職を考えている学生さんは必見です。

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   今年4月、東京・汐留の電通本社ビルエントランスで展開された「Welcome!!!Dentsu's Freshmen!」のデコレーション。

Q:求める資質はありますか?

よく学生の方から「必要な資格はありますか?」や「特別な才能を持った人でないと広告会社に入れませんか?」といった質問を受けますが、広告会社に入るために必要な資格は特にありません。

資質についても多様な個性の集まりが広告会社の強みとなるので、ステレオタイプな"求める人材像"もないです。ただ、ここ数年、会社説明会では「アイデア×実現力」を持った方を求めているという話をしています。他社には考えつかない飛び抜けたアイデアがなければ、電通は評価されません。アイデアを考える上では日々の知識のインプットが大切になるので、あらゆることに好奇心のあることが大事だと考えています。

 

また企画や戦略を立てて終わりではなく、クライアントと一緒になって企画を実現させるのが広告会社の仕事の神髄ですし、この「実現力」がクライアントからの信頼につながり、当社の強みの源泉となります。ですので「アイデア×実現力」は、電通人として仕事をしていく上で、欠かすことのできない資質だと思います(人事局採用部・門馬大悟氏)。

人材育成の立場から言うと、広告会社の仕事は社内外の大勢の人たちを巻き込みながらチームを組んで進んでいくものなので、コミュニケーション力は必須です。コミュニケーション力とは、相手の気持ちを思いやる想像力のこと。人から愛され信頼される、人間力・コミュニケーション力とは何か。そうしたことを学生時代から意識して過ごしてみるとよいと思います。

派手な服装や髪形をして、自分の個性を主張するのもひとつの手段ですが、それは誰にでもできること。そうしたことではなく、真の人間力で人から愛されるような、表面的ではないコミュニケーション力があることが理想です(人事局育成1部・田畑珠理氏)。

Q:面談ではどのような点を見ていますか?

一番重視しているのは、きちんと自分の言葉で話ができているかです。大事なのは学生時代のエピソードの表面的な面白さではなくて、その体験を通じてどんなことを感じ、考えたか。そうしたことが盛り込まれた話をする学生さんは印象に残ります(門馬氏)。

面談に正解などありません。でも学生さんは自分の個性を殺して、面談員に喜んでもらえるよう発言内容をチューニングしてしまう傾向があります。皆さんが、感じたことを率直に話 してもらうほうが、面談員との距離も縮まり、本当の自分を知ってもらった上で「一緒に仕事をしたいな」と思ってもらえる可能性が高いと思います(田畑氏)。

Q:グローバル化、デジタル化の中で、求めるスキルに変化はありますか?

電通に入るために語学力やテクノロジーの知識はマストではありません。ただ、広告会社の仕事はサービス業。クライアントが海外に拠点を出せば、そのサポートができたほうが良いですし、テレビCMに加えてアプリを作ったほうがよければ、自分で制作までしなくともテクノロジーの知識はあったほうが良い。その意味で、語学力やデジタルの知識があるほうが、提案できる仕事の幅も広がりますし、自分自身の可能性も広がると思います(田畑氏)。

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