1985年の創業以降、「鳥貴族」をはじめとした飲食業を展開するエターナルホスピタリティグループ。社員一人ひとりの働く動機として、理念への共感を高めるため、2024年8月に「理念推進部」を再編成した。インターナルコミュニケーションの強化を図っている。
※本稿は2024年12月に開催した「リージョナルサミット」での講演をレポートします。
2024年5月、鳥貴族ホールディングスからエターナルホスピタリティグループへ社名変更した同社は現在、国内外で1144店舗を展開している。
多様な価値観や考え方を持つ多くの従業員が働く中、ブランドとしての一体感を醸成するためには企業として重視する価値観の明確化は欠かせない。そこで同社では、創業者の大倉忠司氏が経営を通じて大切にしてきた「自己開発」「経営戦略」「経営者開発」「組織開発」「仕組開発」といった5つの要素を、グループ内の共通価値観(バリュー)として体系化。これを「TORIKIWAY∞(トリキウェイ)」と名付け、企業文化の浸透や従業員の意識向上を図ってきた。

リージョナルサミットに登壇したエターナルホスピタリティグループ 理念推進部 部長の中西秀仁氏。アルバイトや店長など現場での経験を通じて、人材教育の重要性を実感し、…
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