日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

新インターナルブランディング

社員の自発的なパーパス実践をゴールに設定 新日本製薬が進める浸透のための5ステップ

新日本製薬

2023年に新たにパーパスを制定した新日本製薬。同社ではプロジェクトを立ち上げ、この2年間で計画的に社内におけるパーパス浸透を進めてきた。浸透フェーズでの取り組みと今後の構想について、プロジェクトチームに聞いた。

新日本製薬は2023年1月にフィロソフィー体系を再定義。新たにパーパス『美と健康の「新しい」で、笑顔あふれる毎日をつくる。』を制定した。

当時は同社にとって創立30周年の節目を終えたタイミングであり、周年を機にあらためて社会における存在意義の制定にいたったという。

広報発信から実践へのステップ

制定前の段階から「パーパスは掲げるだけでは意味がなく、社内に浸透させることが重要」との考えを持ち、同社は浸透プロジェクトを始動。当時は制定に携わった3名による体制でプロジェクトを立ち上げたという。

パーパス浸透にあたり、プロジェクトでは「認知」「理解」「共感」「コミットメント」「自発的な行動」という5つのステップを設定。

浸透プロジェクトのリーダーであるIR・広報室 係長の小西千津氏は「2023年のパーパス制定から現在まで、いつまでに...

あと80%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

新インターナルブランディング の記事一覧

進化するインターナルブランディング 新たなファクトの創発、事業創造を促す動き
自分と会社の価値観の共通点を見つける カンロが取り組むパーパス浸透施策
CASIO、未来志向でパーパス策定 国内外2000人以上の社員の声を集める
社員の自発的なパーパス実践をゴールに設定 新日本製薬が進める浸透のための5ステップ(この記事です)
3つのメディアを軸としたタカラベルモントの社内広報戦略
「ブランドコア」を体験する社内イベント実施 部門が自律的に考える文化を醸成したfreee
パーパスを事業につなげられるかが鍵 従業員の行動を促す日本製紙クレシアの試み
節目にあらためて社内の一体感を醸成する 周年イヤーのインターナルブランディング事例
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する