日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

広報の企画・発想

開発段階からテレビが5年間密着 ギタリスト発案の“静かに開封できる飴”

原田商店

ギタリストの上垣内寿光氏が音楽シーンでの課題に着目して考案した「サイレントキャンディ」。5年という開発期間を経て誕生した商品の裏側には課題解決に向けた強い思いと、周囲を巻き込む力があった。

「サイレントキャンディ」DATA
企業名 原田商店
発売年月 2024年9月25日
広報企画のポイント 食べられるシーンを「クラシックのコンサート」と明確に定めて商品を開発。コンサートに訪れる人に、自分たち向けの商品であることが伝わるデザインとネーミングを検討。

「クラシックの演奏会中に飴の袋を開ける音を立てることなく無音でのどを潤せるようにしたい」。このような強い思いで開発されたのが、原田商店の「サイレントキャンディ」だ。

発案者であるギタリストの上垣内寿光氏が構想から20年、開発に5年以上かけ、試行錯誤の末に完成した。...

あと80%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

広報の企画・発想 の記事一覧

風物詩を守る取り組みでビールに付加価値を キリンビール「晴れ風ACTION」の挑戦
防災への関心が高まる時期を逃さない 体験重視、「魔法のかまどごはん」の広報
ブランドプロミスの体現を軸に企画 世界から注目を集めたヤマハ「だれでも第九」
小学校入学時に書いた手紙が3年生時に届く 「未来へつなぐタイムレター」の企画の裏側
開発段階からテレビが5年間密着 ギタリスト発案の“静かに開封できる飴”(この記事です)
世の中のニュースを知り、自社と補助線を引く PRパーソンが鍛えたいレシーバー機能
アテント、パンテーンの企画の仕掛け人が考える 対話を重ね、皆の力を結集するPRの魅力
発見のあるファクトをもとにストーリーを語る ヘラルボニーは社会に意識変容をどう起こしたか
サントリー「社長のおごり自販機」はどのように社会の中に定着したのか
KDDI「おもいでケータイ再起動」に学ぶ 距離感が一気に縮まるコミュニケーション
2025年問題で注目「仕事と介護の両立」 当事者のみならず企業全体で向き合うテーマへ
万博で企業は未来社会のビジョンをどう発信? 来場者を惹きつける体験、メッセージ
「カスハラ対応」を見直し従業員を守る 基本方針の明確化、周知がもたらすメリットは?
広報の「創造性」を補助する生成AI 業務における導入状況、活用領域は?
2025年にメディアが追う42の注目キーワード
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する