社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学びます。

三井金属鉱業
1874年創業
前身となる三井組が1874年に神岡鉱山蛇腹平坑を取得し、近代的な鉱山経営を開始。以来、国内の先駆けとなる数々の採掘技術を確立し、亜鉛・鉛資源の安定供給に貢献。その後、最先端技術を支える機能材料、産業の基盤となる製錬技術・資源開発、高い世界シェアを誇る自動車部品など、多種多様な事業で社会に貢献している。
三井金属鉱業が2024年に創業150周年を迎えた。周年施策では、すべてのステークホルダーへの感謝と、2022年に策定されたパーパス「探索精神と多様な技術の融合で、地球を笑顔にする。」に基づく“これからの三井金属”としての未来志向のブランディングをコンセプトの軸とした。

投票で選ばれた周年ロゴ。「次世代のものづくりメーカー」をコンセプトに、今までの歴史を土台に新しい未来へ向かっていくというイメージを、未来感のあるイラストを加えることで表現している。
初の周年ロゴは社内投票で決定
その方向性を体現する周年ロゴの制作は、実は同社にとって初の取り組み。「グループ内の全従業員を対象に、3つのロゴ案から“推しロゴ”を選んでもらう『150周年ロゴ総選挙』を実施しました。延べ1811票の投票によって選ばれた…
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