こんにちは、北海道武蔵女子大学・短期大学の澁谷です。前回、前々回に続き、今回も大学の魅力を最大限に伝える場としてのオープンキャンパスにフォーカスしていきます。オープンキャンパスは、大学の顔として来校者にアピールできる絶好の機会です。それだけにとどまらず、大学全体をひとつの「ミュージアム」として演出することでさらに深い魅力を伝えられる場へと進化させることが可能です。
今回はオープンキャンパスの本質的な役割や効果的な演出方法、そして大学全体をひとつのミュージアムに見立てた魅力的な取り組み事例について紹介します。
入り口は大学の全体像を伝える場
オープンキャンパスは、単なるイベントではありません。高校生にとって初めて訪れる大学、その第一印象が将来の進路選びに大きな影響を与えます。足を踏み入れた瞬間から始まる体験は、イメージ形成において非常に重要です。
たとえば、入り口に立つバナーやのぼり旗、受付の装飾、高校生を迎える学生スタッフ(ガクスタ)の最初の挨拶。これらすべてが一体となって大学の印象を決定づけます。ここでのインパクトがオープンキャンパス全体の満足度を左右するといっても過言ではありません。
前職である戸板女子短期大学では...
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