日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

大学広報ゼミナール

非日常の提供も意識した大学全体ミュージアム化

澁谷太輔(北海道武蔵女子大学・短期大学)

こんにちは、北海道武蔵女子大学・短期大学の澁谷です。前回、前々回に続き、今回も大学の魅力を最大限に伝える場としてのオープンキャンパスにフォーカスしていきます。オープンキャンパスは、大学の顔として来校者にアピールできる絶好の機会です。それだけにとどまらず、大学全体をひとつの「ミュージアム」として演出することでさらに深い魅力を伝えられる場へと進化させることが可能です。

今回はオープンキャンパスの本質的な役割や効果的な演出方法、そして大学全体をひとつのミュージアムに見立てた魅力的な取り組み事例について紹介します。

入り口は大学の全体像を伝える場

オープンキャンパスは、単なるイベントではありません。高校生にとって初めて訪れる大学、その第一印象が将来の進路選びに大きな影響を与えます。足を踏み入れた瞬間から始まる体験は、イメージ形成において非常に重要です。

たとえば、入り口に立つバナーやのぼり旗、受付の装飾、高校生を迎える学生スタッフ(ガクスタ)の最初の挨拶。これらすべてが一体となって大学の印象を決定づけます。ここでのインパクトがオープンキャンパス全体の満足度を左右するといっても過言ではありません。

前職である戸板女子短期大学では...

あと80%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

大学広報ゼミナール の記事一覧

非日常の提供も意識した大学全体ミュージアム化(この記事です)
オープンキャンパスは最大の広報媒体
学生広報スタッフを育て高校生の憧れの存在に
大学の常識を疑う高校生目線で広報を整頓
東京の短大から地方大学広報への挑戦
美大広報のこれから 美大への誤解を解き美術教育の本質を伝える
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する