サービス開始10周年を迎えた「メルカリ」。「メルカリ」の価値である使わなくなったモノを新たな価値に変えることができる体験を発信した「ウチの実家」プロジェクトから、社会課題の解決型PR戦略に迫った。
メルカリは、2023年2月の創業10周年に伴い、新たなビジョンとして「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」を策定した。これまで以上に広範な社会課題に取り組むために、より上位概念となるミッションに刷新。2023年11月には、この新ミッションのもと、「メルカリ」のコアな価値である“使わなくなったモノを新たな価値に変えることができる”を体現した「ウチの実家」プロジェクトを展開し、メディアや生活者からの話題を集めた。
「価値の循環」掲げる
メルカリはこれまで、主に“フリーマーケット(フリマ)アプリのメルカリ”としてのミッション「世界的なマーケットプレイスを構築する」を掲げてきた。ただ現在は、多角的な事業を展開しており、それらを活用して生活全般をサポートするエコシステムの構築を目指している。
具体的には、スマホ決済サービス「メルペイ」や暗号資産サービス「メル...
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