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長寿企業の極意・周年イヤーの迎え方

パーパス・ムービーが採用にも好影響 JFEシステムズの40周年企画

JFEシステムズ

社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学びます。

JFEシステムズ
1983年設立

川崎製鉄(現JFEスチール)のシステム部門より分社し、「川鉄システム開発」を設立。製造業をはじめ、金融、流通、通信などあらゆる分野に向けて、システムインテグレーション、アウトソーシング、コンサルティング、ERPを中核とした複合ソリューションの提供など、幅広いビジネスを展開。連結従業員数は1864人(2024年3月現在)。

2023年9月、製造業に強みを持つシステムインテグレーターである JFEシステムズが設立40周年を迎えた。

周年施策の目的は、パーパス、バリュー、行動指針からなる企業理念の策定と、パーパスを中核としたブランディング施策の展開。パーパス策定では、「未来ソウゾウ会議」と銘打った全社横断プロジェクトを立ち上げた。

40周年施策の中心となったパーパス策定プロジェクト「未来ソウゾウ会議」の様子などは随時社内報で情報共有し、理解と浸透を促進。

半年かけてパーパスを策定

プロジェクトでは自社役員や顧客、ビジネスパートナーや関連企業など、幅広いステークホルダーへのインタビューや全社アンケート、各事業部・事業所の次世代を担う中堅社員が参加するワークショップなどを通じ、半年かけて議論を重ねた。社員が「自分ごと化」できるように、その模様を社内報で3号に...

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パーパス・ムービーが採用にも好影響 JFEシステムズの40周年企画(この記事です)
ものづくりへのステートメントを制定 周年施策を未来のための「事業」に
100周年の感謝と未来への挑戦を視覚的な表現を駆使して学内外へ発信
50周年を機に設立日と歴史を浸透 企業として初の特設サイトも開設
100周年を機に社員がパーパス制定 DNAをつなぐ社員参加型の工夫
部門横断連携&ボトムアップ型で推進 従業員自ら取り組む風土を醸成
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