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長寿企業の極意・周年イヤーの迎え方

ものづくりへのステートメントを制定 周年施策を未来のための「事業」に

三陽商会

社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学びます。

三陽商会
1943年設立

1943年5月に創業者の吉原信之氏が東京で砥石商として設立。1946年に防空暗幕を用いた紳士用の黒いレインコートのが三陽商会のコート第一号となり、レインコート専業メーカーとして歩み始める。1951年には「サンヨーレインコート」を商標登録。数々の革新的なコートを世に出すことで成長し、1960年代後半から総合アパレルメーカーとして展開。

2023年5月11日に設立80周年を迎えた三陽商会。80周年という節目を単なる「行事」ではなく、「事業」として位置づけ、施策を実施してきた。

「50周年ではパーティーを開催しましたが、2013年の70周年では特に行事を開催せず、企業タグライン『TIMELESS WORK. ほんとうにいいものをつくろう。』を策定し、“世代を超え、永く愛用していただけるもの”を目指した『100年コート』を発売しました。80周年は新中期経営計画の2年目でもあるため、お客さまに向けた事業の一環として展開しようという結論に至りました」と語るのは、マーケティング&デジタル戦略本部の口分田くぶた直丈氏。

周年初のステートメントを制定

社内外にミッションやビジョンを浸透させるべく、80周年では「START A NEW STORY きょうが、始まりの日。」というステートメントを掲げた。…

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ものづくりへのステートメントを制定 周年施策を未来のための「事業」に(この記事です)
100周年の感謝と未来への挑戦を視覚的な表現を駆使して学内外へ発信
50周年を機に設立日と歴史を浸透 企業として初の特設サイトも開設
100周年を機に社員がパーパス制定 DNAをつなぐ社員参加型の工夫
部門横断連携&ボトムアップ型で推進 従業員自ら取り組む風土を醸成
経営統合後、初めての周年事業を実施 グローバル全体で誇りと自信を共有
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