インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回はクックデリの社内報の裏側に迫ります。
クックデリ紙版社内報『tetote』
介護施設向けに調理済み食材を提供しているクックデリの社内報「tetote」。「会社が急成長し社員が増え、コミュニケーション不足も生じてきたため、社内報を始めました。部署を超えた情報共有とコミュニケーションの活発化を目指しています」と管理部広報課の星山七海氏は話す。
同社は全社員がキャリア採用であり、社員の入社以前の人生に着目する社内報の企画もある。それが連載「わたしたち(orぼくたち)のターニングポイント」だ。2023年12月号では、芸能界で仕事をしていた販売推進室長と、アパレル会社を経て入社した管理部長が登場した。販売推進室長は、演出家・蜷川幸雄の舞台に子役として、また演出助手としてかかわっていた当時のエピソードを語っている。ある時、蜷川に趣味を尋ねたところ「芝居が趣味。それで食えているから幸せ」との答えだったという。「この世界では蜷川さんを超えられない。別の世界で誰にも負けないやりがいのある仕事を見つけよう」。...
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