「BtoB企業の広報は難しい」と悩む広報担当者も多い。ではどのようなポイントを意識すればメディア露出につながりやすいのだろうか。メディアが注目する、BtoB企業のアプローチ方法を紹介する。
BtoB企業の広報担当者にとって、メディアの関心を引き、取材機会を創出することは常に大きな課題だ。BtoC企業と比べ、企業名の認知も低い傾向があり、メディアの視聴者・読者だけでなく記者にとっても事業内容が理解しにくいことが多い。しかし、BtoB企業の特性を活かしたメディアアプローチ方法を知り、実践することで、メディア掲載の常連となっている企業も多い。今回は、メディアにアプローチする切り口ごとに、パブリシティ獲得のポイントを考えていく。
トップインタビューに活路
企業トップのインタビュー記事やコメントは、ビジネス系や専門メディアで露出する機会が多い。これはBtoB企業の広報として活用したい接点だ。特に、年始や年度変わりの時期には、企業トップのインタビュー記事が増加する傾向にあるため、そうしたタイミングに合わせたアプローチはメディア掲載への糸口となる。しかし、単に「トップインタビューができる」と売り込んでも、やはり大手企業やアワード受賞企業など、認知がある企業でなければ、メディアの反応は芳しくない。
そこで立ち戻りたいのは、記者や視聴者に「もっと知りたい」と思ってもらう「ニュースバリュー」をいかに生み出すかだ。
まずはパブリシティ獲得を狙いたいメディ...
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