グローバルに展開する老舗素材メーカーながら、社名認知の獲得に課題を抱えていたADEKA。同社では2022年から社名認知度向上を目的とした企業ブランディングに取り組んでいる。ここまで実施してきた戦略とその成果について聞いた。
ADEKA
DATA | |
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設立年 | 1917年 |
従業員数 | 5512名(連結、2024年3月末現在) |
主な事業内容 | 化学品・食品・ライフサイエンスをコアビジネスに、幅広い市場で価値ある素材を提供 |
創立100年を超える老舗企業のADEKAは、業務用食品から先端半導体材料などの幅広い素材を提供。世界で21の国と地域に拠点を持ち、グローバルで事業を展開している。そんな同社は、2022年から俳優の生田絵梨花を起用したプロモーションを実施し、広報・IR活動との相乗効果で企業ブランドの価値向上を目指している。
CMで幅広い層に社名訴求
同社が企業ブランディングに注力している背景について、総務・広報グループで広報・IR業務に携わる本田しおん氏は、「2018年に現在の社長(城詰秀尊氏)が就任したタイミングで、企業...
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