日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

地域活性のプロが指南

官民連携のプロモーション 実現のポイントとは?

中田由起子(兵庫県伊丹市)

兵庫県伊丹市でシティプロモーション事業の立ち上げを担ってきた筆者。市の魅力を市外に伝え、移住につなげる施策として、たどり着いたのは「官民連携でのシティプロモーション」の展開だった。

民間企業と連携することで、既存のチャネルに留まることなく伊丹市の魅力を発信したい。そう考え、シティプロモーションで最初に行ったのは「伊丹市シティプロモーション推進事業協賛事業者の募集に関する要綱」の制定(2016年)でした。

本要綱は、シティプロモーションを推進するために、市が実施する事業に協賛事業者を募集することにより、民間のアイデア・資金等を活用して推進事業の拡充を図ることを目的としています。

その協賛の内容は「①広告事業」「②情報発信事業」「③イベント企画事業」など多岐にわたります。

不動産事業者との連携

実際どのように連携するのが双方にとってWin-Winとなりうるのか、またリアルタイムで伊丹市への引っ越しを検討している顕在層に向けて直接、市の魅力を発信したいと考える中、要綱制定後に初コラボしたのは大手不動産事業者でした。

「不動産事業者は物件について詳しい」「行政や住民の方はその地域の魅力について詳しい」。…

あと81%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

地域活性のプロが指南 の記事一覧

官民連携のプロモーション 実現のポイントとは?(この記事です)
市民の声で改めて気づくまちのポテンシャル
新たな街の楽しみ方を引き出す アーティスト滞在を支援する理由
街の魅力を可視化 「語れるコンテンツ」発掘へ
街でのロケ実現の裏側 映像作品が及ぼす影響力とは
市民の思いを集約したメッセージ「BE KOBE」が広まるまで
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する