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長寿企業の極意・周年イヤーの迎え方

100周年を機に社員がパーパス制定 DNAをつなぐ社員参加型の工夫

高砂熱学工業

社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学びます。

高砂熱学工業
1923年創立

1923年に髙砂煖房工事として創立。1930年に国内で初めてターボ冷凍機を試作し、1931年に「高砂荏原式ターボ冷凍機」として実用化。産業や社会の基盤を支える「空気調和設備」を中心に事業を展開。「空調設備」のパイオニアとして培った技術力を基盤に、近年ではカーボンニュートラル事業にも取り組み、ビジョンに掲げる「環境クリエイター」として、創造的な成長を続けている。

空気調和設備を中心としたエンジニアリング事業を展開する高砂熱学工業が、2023年11月16日に創立100周年を迎えた。

周年企画を「1GOALプロジェクト」と銘打ち、100周年の「00」を「GO」に見立てたロゴを制作して社内プロジェクトのシンボルとして活用したという。

立候補制でチームを編成

「これまでの100年を思い、次の100年を目指してわくわくできるような施策を社員参加型で進めていきたいという思いがありました」と語るのは、100周年記念事業を担当したコーポレート・コミュニケーション室室長代理の成田晶子氏。その言葉通り、プロジェクトにおけるパーパス策定とブランディング推進、イベント開催のワーキンググループは有志の社員からの立候補制を取り入れ、3部門から61人の社員が自ら名乗りを上げた。

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