SNSによる広報発信を始めるにあたり、「誰が運用するか」は悩むポイントのひとつだろう。ひとりの担当者が運用するのか、複数人で運用するのか。それとも個人のアカウントで各々が発信するのか。それぞれのパターンのメリット、デメリットを整理する。
近年、SNSの利用者数などは年々右肩上がりの勢いを見せており、企業アカウントとしてのSNS運用も急速に増加していると感じます。
このような背景の中で、よくいただく質問のひとつに「どのような体制でSNSを運用すればよいか」というものがあります。今回は、様々なパターンに応じて適切な体制とそのメリット・デメリットについてお話しできればと思います。
まず、SNS運用の担当者について考える際に重要な観点は、誰がその責任を負うかです。個人的な意見としては、企業やブランドに最も愛着を持ち、情熱を注ぐメンバーが最適だと考えます。なぜなら、SNSは顧客とのコミュニケーションの場であり、そのコミュニケーションには深い愛情が必要だからです。
企業は自社の存在を広く知らせ、売上を伸ばしたいと願っており、そのために宣伝やPR活動をしますが、SNSでの売上増加という具体的な成功事例はあまり耳にしません。むしろ、一つひとつのコメントやDMに真摯に対応し、お客さまと心を通わせながらコミュニケーションを取るアカウントほど、実際に売上に繋がっている印象があります。
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