採用における情報発信の手段として、SNSの活用が浸透してきた昨今。学生の関心をつかみ行動変容につなげるコンテンツの在り方について、Instagramを活用して就活生へのアプローチを図っているコクヨに聞いた。

DATA | |
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Instagramの担当部署と人数 | HR戦略推進部(新卒採 用担当)の2人 |
開設年 | 2022年 1 月 |
フォロワー数 | 4999人(2024年6月19日時点) |
更新頻度 | 週 3 回程度 |
その他、運用中のSNS | 採用ではInstagramのみ |
コクヨが採用広報でSNSを活用しはじめたのは2022年 1 月頃。きっかけは、同社の就職先としての認知をさらに拡大したいと考えたことだった。
「当社は文具メーカーとして馴染みがあるためか、コクヨを就職先として認知している方からの遷移率、つまり選考に参加してくれる割合は高いんです。一方で、そもそも就職先として認知していない層も多いことが課題でした。コクヨ=文具メーカーの認知を変え、文具に興味のない学生にも就職先としても想起してもらい、リーチ数を増やすためにSNSの運用を決定しました」(コクヨ HR戦略推進部渡邉陽南氏)。
独自性が伝わる媒体を選定
中でもInstagramを選んだのは、開設当時の学生に最も慣れ親しんだSNSだったため。文具メーカー以外の想起を得る手段として、オフィス・通販など幅広い事業や社内のカルチャーについて、ビジュアルを活用し臨場感を持って伝える狙いもある。また同社はかねて文房具の販促を目的としたInstagramアカウント「コクヨのぶんぐ」(約14万フォロワー)を運用している。同アカウントを起点にコミュニティも形成されており、社内でSNSの効果を感...
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